視力は遺伝するものなの?
「視力は遺伝的な要因が大きい」と聞いたことはありませんか。両親の視力も悪いし、遺伝だとしたら何をしても変わらないのでは?と思いますよね。視力は本当に遺伝するのでしょうか。また遺伝だとしたらどうにもならないのでしょうか。
視力は本当に遺伝するの?
視力が下がる要因によっては遺伝する可能性もあります。ただし、はっきりとわかっている訳ではありません。目の中にある組織や形状などは遺伝的要素で親と似ている場合があります。その為、両親が近視の場合8倍の確率、片親が近視の場合は2倍の確率で子供が近視になる可能性があるとされています。
特に0歳から20歳前半までは、視力の低下が起こりやすい時期だと言われています。この時期は人間が一番成長する時期で、少しずつ眼球の大きさも変化していきます。眼球の大きさが成長すると、水晶体と網膜のあいだの距離が長くなります。その結果、光の焦点の位置が徐々に手前にずれてきます。
そういった屈折の度合いや眼球の成長によっておこる近視は、遺伝的な要因が大きいとされています。
ただし、視力が下がる要因には様々あり、組織的なものが原因ではなく、育ってきた環境が影響することもあります。例えば、両親が長時間テレビを見る人の場合、自然と子供も長時間テレビを見る生活になります。その結果視力が下がってしまう場合があるのです。その為、遺伝だけが視力に関係するとは言い切れず、後天的な要因が関係している可能性もあるとされています。
両親の視力が悪い場合どうしたらいいの?
前述の通り、視力が遺伝する可能性があるものの、必ずとは言い切れません。生活環境や日頃の生活、例えばテレビを見る時は離れて見ることや、暗いところで見ないなどのちょっとした工夫が大切です。子供が注意しても近くで見ている場合は小さい頃から注意すれば、自然と守るようになりますし、近視予防にもなります。
睡眠時間をしっかりとりバランスの良い食事をとることも重要です。遺伝は、近視の確率は上がりますが必ずしもそうではないという事を忘れないようにしてくださいね。
視力は遺伝的な要因があるともいわれていますが、環境的な要因でも大きく変わります。両親の視力が悪いからと諦めずに、視力が悪くならないような生活習慣を意識して、取り入れるようにしてくださいね。目を酷使すればそれだけ負担がかかりますし、目の視力を下げる要因となりますのでくれぐれも注意して下さい。
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