斜位や斜視を調整するメガネ
ものが二重になって見えることや、過度に負担がかかり疲れてしまう人は「斜視」や「斜位」が原因の場合があります。斜視に関して子供の時からの先天性の場合もあり、子供で約2%、大人で3%になります。斜位に関しては軽度なものを含めてるとほとんどの人にあるとされています。斜視や斜位の場合、メガネはどうしたらいいのでしょうか。
誰でもあり得る「斜位」や「斜視」とは?
人間は完全に両目が真ん中を向いている人はいません。誰でも個人差はあるものの目の向きがずれている人が殆どです。わずか程度の斜視の場合、特に治療などせずにそのまま日常生活を送ることが出来ます。明らかに眼の位置がずれていて、物を見る時に支障があったり女性の場合美容的な観点から見ても改善したいと思う人もいるようです。
斜視と一言でいっても「内斜視」「外斜視」「上斜視」「下斜視」の4種類に分類されます。
斜位に関しては先天的なものというよりは、後天的なちょっとしたきっかけが原因となり、斜位を悪化させてしまう場合があります。目の周りの筋肉が弱まっているので、気が緩むと目の位置がすぐにずれた位置に戻ってしまいます。周りから見るとリラックスしている時も視線がどこを向いているのかわからないと言われることがあります。斜位や斜視の場合早い段階からの治療がとても大切になります。斜視かどうかに関しては、見た目の目の位置だけでは判断できない場合があります。その為、専門家の意見が必要になります。
「斜位」や「斜視」でもメガネを作ることができる!
斜視や斜位の場合、メガネを作ることが出来ないのか気になりますよね。メガネにとってとても重要なことは快適に見ることが出来るようになることでしょう。見た目のファッション性も大切ですが、そこがクリア出来ていないとメガネの意味がなくなってしまいます。
斜視や斜位に悩んでいる人は医師の診察後、プリズムメガネを使用する人も多いです。プリズムレンズは像を移動させる事の出来るレンズとして、目の視線がずれていたり目の疲れを感じてしまう人の為に作られたものです。斜視(麻痺性斜視)による複視などにも効果的ですし、斜位による目の疲れを軽減させる効果も実証されています。
日常生活に支障をきたしがちな「斜位」や「斜視」は、メガネで軽減することが出来ます。出来るなら子供の頃から矯正することで、軽減されることもありますので、早めのチェックをおすすめします。
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