ニコンのZシリーズ【新】老眼対策メガネレンズ
手元の世界に、革命を。
ニコンから誕生した、
カメラの開発技術を搭載した
新しい老眼対策レンズ。
日常生活の見え方に影響を及ぼす
「コントラスト」に着目した
老眼対策レンズが、
快適なピント合わせを実現します。
目次
1)ニコンのZシリーズ(新・老眼対策レンズ)とは?
2)従来の累進レンズ(遠近両用レンズ)の課題
3)加齢による視力低下とコントラスト感度の減少
4)老眼問題の解決策!ニコン独自の新技術!
5)ニコンのロハスZシリーズを支えるテクノロジー
6)日常のあらゆるシーンをニコンのZシリーズが解決
7)累進メガネ挫折の理由
8)55歳以上の高加入度の方のレンズタイプの選び方
9)紫外線対策にオプション機能性レンズ
10)ニコンのロハスZシリーズのレンズスペック
1)ニコンのZシリーズ(新・老眼対策レンズ)とは?
ニコンのZシリーズは、従来のレンズに比べ、明るくハッキリ見え、コントラストが良く、手元の見やすさと正面視野が左右に広いことが特長です。
この特長は、ニコンのカメラレンズのコントラスト解析に使われてきたMTFに着目し、MTF解析※を基に収差や度数を新次元でチューニングし、コントラスト(明暗)の向上を実現させました。このメガネレンズの評価基準に“コントラスト”という概念を入れた、ニコンの新しい光学設計エンジンは「ニコン オプティカル デザイン エンジンZ」と呼ばれています。
※MTF解析:コントラストを数値化し、レンズ性能を評価します。
2)従来の累進レンズ(遠近両用レンズ)の課題
✔2-1 適切な度数でも克服できない見えづらさ
従来の累進レンズには、“薄暗い場所で文字が見えづらい” “手元が見えにくい” “薄い色の文字が見えにくい” “アゴを上げて辛い姿勢になる”など、適切な度数でも克服できない見えづらさがありました。この累進レンズが苦手なシーンでコントラストの向上が重要とニコン・エシロールは考えました。
✔2-2 眼鏡をかけた時の見え具合を直接評価できない
お客様がレンズを購入され、お店からレンズの注文を受けるとニコン・エシロールの工場でレンズの製作が始まります。そのレンズ製作の過程で、従来の設計プログラムは「度数の分布」と「非点収差の分布」という2つの指標で評価してきました。しかしこれらの指標には、眼鏡をかけた時の見え具合『文字がどのくらいハッキリ見えるのか』を直接評価できず、想像の域を脱することができない課題がありました。
3)加齢による視力低下とコントラスト感度の減少
日本老年学会による「高齢者の自動車運転に関する報告書」によると、『ランドルト環を用いて測定される静止視力は、50歳ぐらいから低下し、75歳以降は、さらに急激に低下することが報告されている。また、低照度下や刺激のコントラスト低下時において検出力が低下することが指摘されている。』1)と述べられています。
年齢を重ねたことによる視力低下とコントラスト感度の低下は、誰にでも起こる目の衰えであることが分かります。
1)日本老年学会 “高齢者の自動車運転に関する報告書” https://geront.jp/news/pdf/topic_240415_01_01.pdf
4)老眼問題の解決策!ニコン独自の新技術!
✔ カメラレンズで培ったMTF解析の技術をメガネレンズに応用
眼鏡をかけた時の見え具合『文字がどのくらいハッキリ見えるのか』を直接評価することができない従来のレンズの評価基準の課題に対して、ニコン・エシロールの開発チームは、カメラレンズのコントラスト解析に使われてきたMTFに着目し、MTF値を使えば“見え心地”を直接的に評価できると考えました。しかしメガネレンズはカメラレンズに比べ、MTF測定の条件が多すぎることから難度が高く、実用化に至ってきませんでした。
根気強い開発によって、カメラレンズで培ったMTF解析の技術をメガネレンズに応用し、レンズ面の水平方向と垂直方向の各ポイントでMTF解析を行ない、実生活のシーンを考慮した独自のコントラスト評価基準を作り上げました。このMTF解析によって、メガネレンズの評価基準に“コントラスト”という概念を入れたニコンの新しい光学設計エンジンは、「ニコン オプティカル デザイン エンジンZ」と呼ばれ、レンズの各ポイントでMTF値が改善されるように、収差と度数をコントロールして自動設計し、レンズが製作されるようデザインされています。
✔ ニコンのZシリーズの特長
ニコンのZシリーズは、「ニコン オプティカル デザイン エンジンZ」によってレンズは製作され、明暗のコントラストが向上し、明るくハッキリ見えることが特長です。さらにMTF値の最適化によって、より手元のピント合わせがラクになり、遠くのすっきり感が大幅に改善しました。遠近タイプでは、近くを見る時にラクな視線で見るエリアのMTF値を改善し、加入度が上がった場合でも理想的なMTF値を導き出すようにブーストされました。また中近タイプでは、遠くの正面視がMTF解析によって改善され、左右に視野が広くなりました。
5)ニコンのロハスZシリーズを支えるテクノロジー
ニコンのロハスZシリーズには、見え心地にこだわったさまざまなテクノロジーが搭載されています。搭載されているテクノロジーが多いとレンズのグレードが上がり、高加入度でも見やすいレンズになります。
① Zコントラストテクノロジー MTF解析を基に収差や度数を新次元でチューニングし、コントラスト向上を実現。 |
② ダイナミック ブースター(ロハス 100PRO Z,ロハス 100S Z,ロハス 100 Zに搭載) ゆれ、ゆがみを大幅に削減。高加入度でもダイナミックな視線移動が可能。 |
③ スマホブースター(ロハス 100PRO Z,ロハス 100S Z,ロハス 100 Zに搭載) 高加入度でもスマホが見やすい。ラクな視線でピントが合い、広い視野で画面が見える。 |
④ サステナブル ブースター(ロハス 100PRO Z,ロハス 100S Zに搭載) 高加入度でも収差が大きくならない。かけかえでの違和感を大きく解消。 |
⑤ フレーム シェイプ(ロハス 100PRO Zに搭載) フレームの形状に合わせて見え方を調整。レンズの隅々まで鮮明なオーダーメイドの見え心地。 |
⑥ R/L ワイド チューニング 右目と左目の像を揃えることで、自然で快適な視界を実現。両目で見た視野のバランスを整える ▷ ゆがみは少なく広く自然な視野。 |
⑦ フォーカス チューニング 加入度が上がっても、使いやすい中間度数の位置が下方に下がらないように細かく調整。加入度が上がっても中間視線が同じ角度 ▷ 高加入度でもラクなピント合わせ |
⑧ フェイス・プロフィール レンズと目の位置関係に応じて度数を調整 ▷ すっきりとよく見える視野が得られる |
6)日常のあらゆるシーンをニコンのZシリーズが解決
累進レンズのタイプの選択は、一日の生活の中でどの距離を見る時間が長いかや職業やライフスタイルから選びます。眼鏡店で適切な問診と視力測定を行ない、遠近タイプor中近タイプを選ぶことが大切です。
✏ 中近タイプ|ウォーク・ホーム・クラフト
室内をより快適に過ごしたい方に。よりラクな姿勢で、パソコンなどの作業がしやすくなるレンズ。
✏ 遠近タイプ|アクティブ
屋外も室内も1本で過ごしたい方に。かけた瞬間に「明るい!」と感じられる、気持ちの良いレンズ。
7)累進メガネ挫折の理由
眼鏡光学出版株式会社が発行する眼鏡データベースによると、『累進メガネ挫折の理由』で、遠近両用メガネを使ったことがある人のうち、現在使っていない理由(45歳以上で遠近両用メガネを使ったことがある人のみ回答)では、「視線の使い方に慣れない・使いづらい」が数年1位を取り続けています。これは中近両用メガネを使ったことがある人のうち、現在使っていない理由においても、「視線の使い方に慣れない・使いづらい」が上位に占めており、レンズの使い方に慣れないことから累進レンズを挫折していることが浮き彫りとなっています。
目の調節力は、40代半ばから緩やかに衰え始め、50代半ば〜後半で頑張って働かせていた調節力も限界を迎え“老眼がきた”と感じるようになります。しかし老眼を自覚した50代半ば〜後半から累進レンズを使い始めると、調節力の低下によって累進レンズの度数は強くなります。そのため累進レンズの使い方(視線の動かし方)に慣れなかったり、パソコンなどのよく見る距離(50〜70cm)の見える範囲が狭く、視線が合わせづらい状態になります。このことが“視線の使い方に慣れない・使いづらい”が1位となる理由です。
一生老眼に困らず快適に過ごすためには、調節力がまだある40代から累進レンズの視線の動かし方に慣れておくことが推奨されています。特に近視の人は、“少し我慢すれば見えるから”と単焦点レンズを使い続け、老眼を感じた50代半ばで初めて累進レンズを使い、視線の動かし方に慣れずに挫折してしまう方がいます。累進レンズを使うことができないまま老年期を迎えてしまいます。老眼は誰にでも起こる眼の調節力の衰えです。一生老眼に困らず快適に過ごすために、40代から老眼対策を検討してください。
8)55歳以上の高加入度の方のレンズタイプの選び方
55歳以上になると目の調節力の衰えから累進レンズの度数が強くなり、遠近タイプの場合、よく見る距離(50〜70cm)にピントが合わせづらくなります。しかし中近タイプの場合、遠近タイプに比べ、よく見る距離(50〜70cm)にピントが合うエリアが目に近いため、高加入度でもピント合わせがラクなレンズになります。55歳以上の高加入度の方の今の主流は、ファーストペアに中近タイプがおすすめです。遠近タイプは、休日の外出や運転用のサブメガネとして持っておくと安心です。
9)紫外線対策にオプション機能性レンズ
紫外線は1年中、地表に降り注いでいます。太陽の高度と日照時間は、春が約55度・約12時間、夏が約78度・約14時間35分、秋が約55度・約12時間、冬が約32度・約9時間45分です。春や夏は、太陽の位置が高いため日照時間が長く、頭上から太陽が降り注ぎ紫外線の量も多くなります。秋や冬は、太陽の位置が低いため日照時間は短くなりますが、太陽の光が斜め方向から降り注ぐため、紫外線が目に入りやすい状態になります。
季節 | 太陽高度 | 日照時間 | 特長 |
---|---|---|---|
春 | 約55度 | 約12時間 | 4月から5月にかけて紫外線が強くなり始める |
夏 | 約78度 | 約14時間35分 | 年間で最も紫外線が多い季節 |
秋 | 約55度 | 約12時間 | 長時間の外出で夏より紫外線を浴びるケースも |
冬 | 約32度 | 約9時間45分 | 顔に紫外線が当たりやすく、まぶしさを感じやすい |
近年、日焼け止めで紫外線から肌を守る傾向は、女性から若い世代にかけて幅広く認知されるようになってきました。しかし目の紫外線対策は、まだまだといえる現状です。メガネのレンズに紫外線カット機能を付けると、400nmまでの紫外線をほぼ100%カットできます。将来身に起こるかもしれない白内障や加齢黄斑変性などの眼病予防に、紫外線から眼鏡で目を守る対策を取り入れましょう。
✏ ピュアブルーUV
- ニコンのピュアブルーUVは、黄ばみのないクリアなレンズで、紫外線(UV)とブルーライトをカット。クリアなレンズで見た目の印象が変わらないため、視野が暗くならずに目の健康とブルーライト対策を両立できます。
- 400nmまでの紫外線を100%カット
- 400〜420nmの太陽光ブルーライトを約80%カット
- 420〜450nmのデジタル機器のブルーライトを約14%カット
ピュアブルーUVの特性
✏ 調光レンズ トランジションズ
- 調光レンズ トランジションズは、外で色が変わる、進化した次世代の調光レンズ。室内では透明〜ごく薄い色づき、外では紫外線や可視光に反応してレンズの色が変化するため、メガネとサングラスの掛け替えが不要です。さらに、紫外線(UV)・ブルーライト・まぶしさをトリプルカット。1本で一日中快適な見え心地です。
- 紫外線をほぼ100%カット
- 太陽光ブルーライトを80%以上カット、パソコン・スマホのブルーライトを10〜25%カット
- レンズで反射する紫外線を97%カット
- 可視光のまぶしさをカット ※エクストラアクティブ ニュージェネレーション・エクストラアクティブ ポラライズド
トランジションズの特性
10)ニコンのロハスZシリーズのレンズスペックと価格
ロハス 7 Z
¥34,000~ 税込
薄型1.60/超薄型1.67/極薄型1.74
ロハス 10 Z
¥49,000~ 税込
薄型1.60/超薄型1.67/極薄型1.74
ロハス 100 Z
¥70,000~ 税込
薄型1.60/超薄型1.67/極薄型1.74
ロハス 100 S Z
¥100,000~ 税込
薄型1.60/超薄型1.67/極薄型1.74
ロハス 100 PRO Z
¥130,000~ 税込
薄型1.60/超薄型1.67/極薄型1.74
ニコンのロハスZシリーズは、レンズのグレードによって搭載されているスペックが異なります。眼鏡店で適切な問診と視力測定の結果から、自分のライフスタイルに合ったスペックが搭載されているレンズを提案してもらい、スタッフと相談して決めましょう。
ビジョンメガネでは、ニコンのロハスZシリーズを全店で取り扱っております。詳しくは店舗スタッフにお尋ねください。