メガネレンズ交換で持ち込み時に押さえておきたいポイントと手続き

メガネレンズ交換でレンズ選びを悩んでいる女性

メガネを使っている方なら誰でも、メガネレンズの交換やアップグレードの必要性を感じることがあります。新しいレンズにするためには、眼鏡店に眼鏡を持ち込んでレンズ交換をすることが一般的です。その際、どのようなポイントや手続きが必要なのか知っていますか?この記事では、メガネレンズを交換する時のポイントと手続きについて解説します。ご自身の目の健康や快適なメガネライフを送るために確認しておきましょう。

目次
1.メガネレンズ交換の必要性
2.メガネレンズ交換の利点
3.メガネレンズを交換するタイミング
4.メガネレンズの種類と選び方
5.購入店の場合のメガネレンズ交換手続き
6.他店持ち込みの場合のメガネレンズ交換手続き
7.メガネレンズ交換のポイント
8.メガネレンズ交換の費用と保証の範囲
9.メガネレンズのケアとメンテナンス
まとめ

1.メガネレンズ交換の必要性

眼鏡のレンズを交換する必要性は、さまざまな理由で生じます。視力の変化があった場合、新しいレンズが必要になります。また、既存のレンズが傷ついたり、劣化している場合も交換が必要です。さらにファッションスタイルの変化に伴い、新しいレンズを選ぶこともあるでしょう。眼鏡は日常的に使用するものであり、快適さとパフォーマンスを保つためには、適切なレンズを選ぶことが大切です。

2.メガネレンズ交換の利点

眼鏡のレンズを交換することにはいくつかの利点があります。新しいレンズはより正確な視力補正を得ることができます。また最新の技術を搭載したレンズは、より良い視界を得ることができます。さらに、ライフスタイルに合ったオプションレンズを選ぶことで、シーンに合った快適な視界を得ることができます。眼鏡のレンズ交換は、視力と快適さの両方を向上させるための大切な手段です。

3.メガネレンズを交換するタイミング

眼鏡のレンズを交換するタイミングは、個人の状況によって異なります。一般的には以下のようなタイミングでレンズ交換を検討することがおすすめです。

1.視力の変化

視力が変化した場合、新しいレンズが必要になります。視力測定を受けて、現在の視力に合ったレンズを選ぶことが大切です。

2.レンズの劣化

レンズが傷ついたり、劣化している場合、視界や視力補正の品質が低下していることが考えられます。このような場合は、新しいレンズを検討しましょう。

3.ファッションスタイルの変化

ファッションスタイルの変化に伴い、新しいレンズを選ぶこともあります。眼鏡は見た目に影響を与えるため、自分自身を表現する一部として新しいレンズを選ぶことは若い世代でトレンドです。

4.メガネレンズの種類と選び方

眼鏡のレンズは、さまざまな種類があります。眼鏡のレンズは大きく分けると「1.メガネレンズ基材」と「2.機能性レンズ(オプションレンズ)」に分けられます。それぞれ自分のライフスタイルやニーズに合わせた「1.メガネレンズ基材」と「2.機能性レンズ(オプションレンズ)」を選ぶことが大切です。以下に、一般的な「1.メガネレンズ基材」と「2.機能性レンズ(オプションレンズ)」をご紹介します。

1.メガネレンズ基材


●単焦点レンズ(近視、遠視、乱視、老眼鏡)
これは最も一般的なレンズタイプであり、単一の焦点で視力を補正します。近視や遠視、乱視などを解決するために使用されます。

●累進レンズ(遠近両用・中近両用・近々両用)
累進レンズは、複数の焦点を持ち、手元・中間・遠くの視力を補正することができます。年齢を重ねた老眼を解決するために使用されます。
遠近両用眼鏡どこがいい?失敗しない買う前と後の7つのポイントでは、遠近両用眼鏡を購入する時にどのようにお店を選ぶと失敗しないのか?を詳しく解説しています。


2.機能性レンズ(オプションレンズ)


●紫外線・UVカットレンズ
紫外線・UVカットレンズは、紫外線から目を保護するために設計されています。紫外線は、紫外線角膜炎や慢性の翼状片、白内障など、目に損傷を与える影響があるため、屋外での活動や日常生活においても紫外線・UVカットレンズを選ぶことが大切です。
クリアなレンズで紫外線とブルーライトもカットする「Nikon ピュアブルーUV」がおすすめです。

●ブルーライトカットレンズ
ブルーライトカットレンズは、可視光線(目に見える光)のうち、人が青色と感じる光=ブルーライト(青色光)を軽減させるために設計されています。近年ではデジタルデバイスによるブルーライトによって、目の疲労を感じる方が使っています。一般的に、波長が380〜400nmまでのブルーライトをカットする場合は、クリアなレンズでブルーライトがカットされます。波長が400〜450nmのブルーライトをカットする場合には、レンズに薄く色を付けてコーティングすることでブルーライトカット効果を高めています。
最もブルーライトをカットするHOLTのレイガード435(UV435)がおすすめです。

●調光レンズ
調光レンズは、紫外線で色が変わる調光レンズと紫外線と可視光で色が変わる調光レンズがあります。また紫外線と可視光で色が変わる調光性能に加え、屋外で気になるまぶしさや反射光の不快なギラつきもカットする偏光調光レンズもあります。調光レンズは、紫外線や可視光によってレンズの色が変化するため、メガネとサングラスの掛け替えが不要となり、眼に入る光(紫外線・ブルーライト・まぶしさ)をトリプルカットし、室内も屋外も眼鏡1本で快適な視界が得られます。
調光レンズと言えば、進化した次世代の調光レンズNikonのトランジションズがおすすめです。

これらは一般的なメガネレンズ基材と機能性レンズ(オプションレンズ)ですが、ご紹介した以外にもさまざまな種類があります。眼鏡店や眼科医と相談し、自分のニーズに合ったレンズを選ぶことが大切です。

5.購入店の場合のメガネレンズ交換手続き

眼鏡のレンズを交換する手続きは、一般的に以下のようなステップで行なわれます。

1.眼鏡フレームの確認

眼鏡店に眼鏡を持参して、フレームの状態を眼鏡店のスタッフに見てもらい、レンズ交換が可能かどうかを判断してもらいます。フレームの傷みが激しい場合や特殊な素材の場合は、レンズ交換出来ないことがあります。

2.視力測定

●2-①眼鏡店の場合
次に、視力測定をします。視力を確認しレンズ交換が必要かどうかを判断します。視力が変化していた場合には、見たいものや見たい距離・ライフスタイルから自分に適したテストレンズを試します。
ビジョンメガネの視力測定は全17項目あり、問診から視力測定までを無料で実施しています。

●2-②眼科の場合
眼科で視力測定をして眼鏡店でレンズを購入する場合は、はじめに眼科で視力検査を受け、処方箋を発行してもらい眼鏡店に処方箋を持参します。特に10歳未満のお子様の場合、目の発達や病気などを眼科医に診てもらうことが大切です。また白内障などの眼病がある場合も、まずは眼科を受診しましょう。

【令和6年版】子どもの治療用・弱視眼鏡の購入から補助金と保険適応の流れでは、子どもの治療用・弱視眼鏡を作る時の流れから、どのような場合に補助金や保険が適応されるのかを詳しく解説しています。
眼鏡に処方箋は必要?【令和6年版】処方箋の費用と処方箋の見方では、眼科で処方箋を発行してもらうメリットやデメリットから費用まで詳しく解説しています。

3.レンズの選択

そして眼鏡店のスタッフと相談しながら、新しいレンズを選びます。目の状態や個人のニーズに合わせて、最適なレンズを選ぶことが大切です。

4.レンズの注文〜加工・仕上げ

選んだレンズを購入します。購入後、レンズメーカーにあなたのデータが送信されレンズが製造されます。レンズは7〜10日ほどで眼鏡店に届けられます。その後、眼鏡店で加工と仕上げを行ないます。

5.眼鏡の受け取り

眼鏡店で眼鏡を受け取ります。引き取り時にフィッティングが行なわれ、見え心地とフィット感を調整してもらいます。

以上が一般的なメガネレンズの交換手続きです。購入店との連携を大切にし、自分の目に最適なレンズを選びましょう。

6.他店持ち込みの場合のメガネレンズ交換手続き

気に入っているフレームを購入店以外の他店の眼鏡店に持ち込み、レンズ交換だけをお願いしたい場合があります。眼鏡店であれば、基本的に眼鏡のレンズ交換を対応してくれます。手続きの流れは“5.購入店の場合のメガネレンズ交換手続き”と同じですが、以下のような場合断られることがあります。お店に行く前に眼鏡の状態をチェックしておきましょう。

レンズ交換ができない場合の例


●フレームが古く傷みが激しい
フレームが古く傷みが激しい場合、眼鏡店でレンズを外す時にフレームが折れてしまうことがあります。思わぬ事態にならないためにも、眼鏡を持参した時に眼鏡店のスタッフにフレームの状態を確認してもらいましょう。

●金やプラチナ、べっ甲や木製など特殊な素材
金、プラチナ(白金)、べっ甲、木製、竹製、角製(水牛、羊等)などの特殊な素材や、ツーポイントフレーム、カーブが強いフレーム、レンズサイズが大きいフレームなど、眼鏡店によってレンズ交換を受け付けていない場合があります。各社のホームページに記載がない場合は、眼鏡店に持参してスタッフにレンズ交換が可能か確認してもらいましょう。


持ち込みフレームの場合の眼鏡店のレンズ交換費用一覧


●JINS:6,600円〜
●ZOFF:12,100円〜
●オンデーズ:7,700円〜
●眼鏡市場:11,880円〜
●メガネスーパー:記載なし
●メガネの愛眼:記載なし
●パリミキ:8,800円〜
●ビジョンメガネ:4,000円〜

※2024.9月時点調べ。詳しくは各社公式サイトをご確認ください。


ビジョンメガネで他社で購入したメガネにレンズを交換する場合の費用


●単焦点レンズの場合(近視、遠視、乱視、老眼鏡):4,000円〜税込(2枚1組)
●累進レンズの場合(遠近両用、中近両用、近々両用):10,000円〜税込(2枚1組)
●度付きサングラス(単焦点レンズ)の場合:7,500円〜税込(2枚1組)
●度付きサングラス(累進レンズ)の場合:13,500円〜税込(2枚1組)

ビジョンメガネのレンズは、眼鏡専門店ならではのグレードの高いレンズを取り揃えております。ビジョンメガネのメガネレンズでは、取り扱いレンズについて掲載しています。

7.メガネレンズ交換のポイント

眼鏡のレンズを交換する際には、以下のポイントに注意することが大切です。

1.眼鏡店にお願いする

眼鏡のレンズ交換は専門的な作業です。無理に自分で交換しようとすると、フレームやレンズの破損が生じる可能性があります。自分で交換しようとせず、必ず眼鏡店にお願いしましょう。

2.適切な視力測定

新しいレンズを選ぶ時には、適切な視力測定が大切です。視力測定結果をもとに、自分に適したレンズを眼鏡店のスタッフからアドバイスを受けましょう。

3.レンズの品質を重視する

眼鏡のレンズの品質は、快適さとパフォーマンスに直結します。質が高いと思える信頼性のあるレンズを選ぶようにしましょう。

これらのポイントに押さえておくことで、眼鏡のレンズ交換がスムーズに行くでしょう。

8.メガネレンズ交換の費用と保証の範囲

1.メガネレンズ交換の費用

眼鏡のレンズ交換の費用は、さまざまな要素によって異なります。一般的には、レンズの種類、レンズメーカー、および保証の範囲によって価格が決まります。また、手数料や視力測定費用など眼鏡店ごとに違うため考慮する必要があります。

2.メガネレンズ交換の保証の範囲

ほとんどの眼鏡店の保証プランは、見え方保証として3ヵ月〜1年のレンズ交換をカバーしています。また通常の保証プランに加え、長期眼鏡保証を用意している眼鏡店もあり、レンズ交換をはじめとする保証範囲の詳細を把握し、比較検討することが大切です。
ビジョンメガネでは、国内大手損害保険会社が3年間バックアップする長期眼鏡保証「ビジョンパーフェクト保証(有料)」をご用意しています。

9.メガネレンズのケアとメンテナンス

眼鏡のレンズは、適切なケアとメンテナンスが行なわれると長く愛用することができます。以下はメガネレンズを長く愛用するための方法とメンテナンスのポイントです。

1.清潔な状態を保つ

眼鏡のレンズは清潔な状態を保つことが大切です。汚れや指紋がついたまま使用すると、視界が悪化する可能性があります。眼鏡拭きで拭くことや、メガネのシャンプーでお手入れするなど、日々のケアを行ないましょう。

こちらの動画では「眼鏡屋が教えるご自宅で簡単に出来るメガネのお手入れ方法」をご紹介しています。ぜひ参考にしてください。

2.適切な保管方法

就寝時や移動時など眼鏡を使わない時は、眼鏡は適切なケースで保管することが大切です。ケースで保管することで傷や破損を防ぐことができます。眼鏡ケースや眼鏡スタンドなどさまざまなものがあります。その時々の環境に合ったものを活用してください。

3.定期的な点検とメンテナンス

眼鏡のレンズは定期的な点検が必要です。眼鏡店による点検とクリーニングなどのメンテナンスを受けましょう。
ビジョンメガネでは、メガネクリーニング・洗浄サービスを無料で承っております。眼鏡店のメガネクリーニングをぜひ体験してみてください。

これらのケアとメンテナンスのポイント押さえておくことで、眼鏡のレンズを長く愛用することができます。

まとめ

眼鏡のレンズ交換は、正確な視力補正や快適な視界を得るための大切な手段です。眼鏡のレンズ交換のポイントや手続きを理解し、眼鏡店で適切なレンズを選ぶことが大切です。また、眼鏡のレンズ交換には費用がかかる場合があるため、保証がカバーする範囲を確認することも忘れずに行ないましょう。最後にメガネレンズを長く愛用するために、適切な点検とメンテナンスを受けることも大切です。眼鏡のレンズ交換について詳しく知り、自分に合ったレンズを選んで快適なメガネライフを送りましょう。


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